仏像

須弥壇

曹洞宗の須弥壇は、仏壇の上段中央にあり、本尊である釈迦如来坐像を安置する場所です。
仏教世界の中心で最も高い位置にある須弥山をかたどっており、聖域を意味します。
曹洞宗の須弥壇の飾り方は、次のとおりです。

一段低い位置にお位牌を安置する

段の中央に湯茶器と仏器を置く

次の段の中央に高杯を置き、向かって左に花立、右に過去帳と見台を置く

最下段には、前香炉、火立、線香差し、リンなどを配置する

曹洞宗では、日常的なお参りには「三具足(みつぐそく)」と呼ばれる花立、ローソク立て、前香炉の3つを使用します。仏壇に飾る時には中心に前香炉を置き、その左側に花立、右側にはローソク立てを配置するのが通常です。

大権修理菩薩

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大権修理菩薩 とは

大権修理菩薩(だいごんしゅりぼさつ)は、曹洞宗の大本山である永平寺で仏法や伽藍を守る土地神として祀られています。招宝七郎大権修理菩薩とも呼ばれ、正法を護るために道元禅師の航海を守ったとされています。

物語では、道元禅師が同行を依頼した際に、大権修理菩薩は三寸ほどの白蛇となり鉢に身を収めたとされています。

達磨大師

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達磨大師 とは

達磨大師は禅宗の開祖である菩提達磨大和尚で、曹洞宗を開いた道元禅師は、達磨大師の言行録である『永平広録』に言及しています。

達磨大師の命日に行われる法要を「達磨忌」と呼びます。